イタリアのシエナ大学で宇宙に関する講演をしてきました。

2015年10月13日

シエナ大学は、イタリア北部、トスカーナ地方にあり、１２４０年に創設された由緒ある大学ですが、１０月６日に、ＪＡＸＡとＡＳＩ（イタリア国立宇宙局）のＣＡＬＥＴプロジェクトのコラボでもリーダー格でいらっしゃるマロケージ教授から、科学物理地球環境学部で講義を頼まれ、日本の宇宙航空分野の普及啓蒙・コミュニケーション＝アウトリーチについてを前半で、後半には、リモートセンシング技術の未来への可能性と題して講演をしました。
編集長をつとめた海外向け広報誌「ＪＡＸＡ　ＴＯＤＡＹ」を見せながら、日本が誇る女性宇宙飛行士、山崎直子さんについても話しをしました。全般的に、日本の宇宙航空技術や宇宙界にＰＲになるよう、ポジティブに解説をしながら、男女共同参画の実態、現状についても言及しました。

ものすごく熱心に聞いてくれただけでなく、私と時折アイコンタクトを求めて、「そうよね、同感だわ」とばかりに首を縦にふるのです。そして、終了後は、なんと大勢の学生たちが、「最高だぜ！」「素晴らしかった」などなど、エキサイトしながら私を取り囲んで握手を求めてきました。女学生のほうが多かったです・・・が、男子は、晩ご飯の時間が近くてお腹がすいていたのかも知れません（笑）。


左から、マロケージ教授の奥様、アニェーゼさん、彼女は物理学者です。それから私、マロケージ教授、オーガナイズを手伝ってくれた、ガラルディさん。

カンポ広場で、美味しいトスカーナ料理をご馳走になりました。アニェーゼさんが、「私のも味わって！」と、どんどん私のお皿に盛り込んでくるのも楽々平らげました。教授のほうは、「今夜はみんなで飲めるだけ飲もう！」と。ドンと来いの私です（笑）。マロケージ夫妻と深夜１時過ぎまで時間を忘れて楽しく語り合いました！

ホテルまでは、夜の小路を３人でそぞろ歩き。遅くまで皆さん起きています。

シエナは、古い街、伝統文化ゆたかな地です。７月と８月、年に２回、馬を用いてパーリオをするお祭りでも有名。次回は、ゆっくり来てね、そして我が家に食事に来てね・・・と。はい、そのつもりでおります（笑）。