野口宇宙飛行士撮影映像使用の映画がモナコ国際映画祭2012グランプリ優勝!
2012年12月19日
野口聡一宇宙飛行士は、写真が趣味でプロ並みの腕前で知られています。彼が、ISS(国際宇宙ステーション)や、宇宙を撮った映像が大部分使われた映画、「CHOPIN THE SPACE CONCERT」が、この度、モナコ国際映画祭2012で、グランプリに輝きました!
ポーランドのウスティノヴィッチ監督が、ショパンの音楽を付けて編集制作した素晴らしい作品です。600作品の中から20が選ばれ、その中から一番の、エンジェル賞を獲得したのです。優勝発表が最終日に行われる前に、オープニングの上映作品に選ばれてはいましたので現地に行っていましたが、授賞式にて、最優秀賞として最後に呼ばれたときには、感動いたしました。
昨年で10周年を迎えたモナコ国際映画祭は、誰もが聞いたことのあるカンヌ映画祭に比べると小規模のように捉えられがちですが、志は高く、テーマが非暴力、世界平和です。この映画制作に関しても、ポーランドの監督、米国宇宙飛行士(George D. Zamka)、日本の野口宇宙飛行士という、三国の三者融合により、我が国も大きく世界平和と親善のメッセージを発信することができました。
ジャパンプレゼンス向上に寄与できましたJAXAとしても、「日本のためにJAXAは何が出来るか」を常に念頭において活動している西浦としても、うれしく受けとめています。生憎、野口本人は都合で欠席となりましたが、授賞式の様子を写真でご覧くださいませ。
BBCワールドなど、ニュース番組でも報道されました。日本が元気になるニュース、分かち合いたくて。
にしうらみどり
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授賞式と関連の祝賀会、あくる日のプレス対応の合間に、街に出ました。
うがい薬を買いにショッピングセンターに入ると、どこもかしこもキラキラ。
海は、さすがにキレイです。景色がどこからも絵になります。
宮殿近くとはいえ、町全体、ゴミひとつ落ちていない、徹底した観光地。
モナコ王宮
故グレース王妃の時代から、時は流れて・・・。
カジノ・ロワヤル
今回は、仕事の任務で訪れていることもあって、
不謹慎!なんて非難ないように、一歩も中には入らず。
学生時代からブラックジャックでお小遣い稼ぎをしていた私にとって、
カジノの前を素通りしたのは、ザ・ガマンです。
日本にもカジノを導入?研究取材として・・とか言い訳はできたでしょうが。
モナコからアジア国際宇宙会議のためにマレーシア直行という日程ゆえ、ナイトライフも無し。
お硬いモナコ滞在は、今までの中で初めてです!