Midori Nishiura
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春夏秋冬
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駐仏英国大使館にて音楽の夕べ

2014年10月10日

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パリにある英国大使館。1720年建造ですが、1803年からは、ナポレオン皇帝の妹君ポーリーン・ボルゲーゼが気に入り、家主に納まりました。
鏡だらけの美しいプチ宮殿です。美しかった彼女は、裸で屋敷中を歩き廻り、自分の美しい肢体を見て満足していたとか。ナルシズムの究極です。
ナポレオンもエリゼ宮から走ってきては、庭で愛人と密会する場に使っていたとか。その後、1814年に、当時の大英帝国元帥ウエリントン公爵の住まいとなりました。
ワーテルローの戦いで勝利をおさめた人です。今でも、フランスで、美しい貴族の館の代表格と言われています。

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一階のレセプションエリア。ここには写っていませんが、2階へ上がる階段の優美なこと、当時が優雅な暮らしが目に浮かびます。音楽会の前のアペリティフタイム。
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音楽会の様子、王立音楽院、選りすぐりの音楽家たち、ヴァサラ・カルテット。
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ソプラノ歌手のソラヤ・マフィと伴奏者のイアン・ティンデール。休憩時間に控室にて。
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駐仏英国大使のリケッツ卿と。ヴィクトリア女王がお座りになった玉座の前で。6月に現女王のエリザベス二世が訪仏の折には、お座りにならなかったそうです。幅広く愛される女王様らしいエピソード。

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