Midori Nishiura
THE SPACE
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第31回「京都賞」授賞式とガラディナーに招かれ行ってきました。

2015年11月21日

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前にも書きましたが、稲盛財団は、京セラ名誉会長の稲盛和夫さんが、1984年に設立した財団です。会長の理念、人生観といいましょうか、人生の最高の行為は、人様や世の中のために役に立つことだと、日頃から仰っているとおり、栄誉ある賞に輝く方々は、毎年、各分野で貢献された、相応しい方々です。セレモニーでは、いつもながら、京都市公共楽団を桂冠指揮者の大友直人さんがバトンをふります。

今年は、先端技術部門に、合成二分子膜の発見による分子組織科学創出、先駆的に材料科学分野にも濃い件された、國武 豊喜博士、基礎科学部門では、宇宙物理学者で、太陽系外の惑星の発見による新たな宇宙像の展開によって貢献された、スイスのミシェル・マイヨール博士、そして、思想・芸術部門では、ドイツ生まれのジョン・ノイマイヤー氏です。ノイマイヤー氏は、世界的著名な舞踊家ですが、劇的バレエと抽象バレエの本質を統合し、20世紀バレエの流れを刷新もしたことにより、舞踊という芸術を、より一層、高めました。
晩餐会後に、別室でリラックスしながらダンスタイムが楽しい恒例行事なのですが、そこでのお写真は、プライベート、非公開といたします。

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晩餐会がスタートする前に、祇園の踊りの名手たちが、日本舞踊を披露して、特に海外からのゲストを魅了しました。こちらも恒例ですが、祇園と、先斗町が、年おきに担当します。私も、毎年、美しい舞を鑑賞するのを楽しみにしています。
翌日には、受賞者たちによる記念講演会が、国立京都国際会館にて行われました。翌々日には、同会館にて、受賞者を囲んだパネルディスカッションなどをするワークショップも開催されました。
稲盛財団は、こうした、社会啓発事業などによって、世界平和の基礎ともなる各国との相互理解への増進や、人類の繁栄に寄与しています。積み重ねの素晴らしさ、継続は力なり・・・さてさて、50周年目には?

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