Midori Nishiura
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米海軍横須賀基地と原子力航空母艦「ロナルド・リーガン」を見学してきました。

2016年4月28日

kuboer

日米協会のお取り計らい、米海軍の好意により、原子力航空空母艦を案内していただきました。とにかく巨大!ひとつの町が海に浮かんでいる感じです。何しろ、飛行機が離着陸する滑走路が乗っかっているわけですし、原子力爆弾をふたつも登載しています。とてもジェントルマンなコマンダー、ロン・フランダーズ(司令官)、そして若い部下の丁寧な解説と、たいへん親切な案内に感銘を受けました。何度も、日本はアメリカの友人、TOMODACHI、いつも周辺から(中国とはっきり名言)日本を守るよ、と繰り返し「これだけは強調したい、わかってほしい」と、言っていたのが印象的でした。現在の米海軍広報戦略としては、そういう考えだと言うことはわかりました。
日本に対してアメリカが二度にもわたる原爆投下をした過去、戦時中の忌まわしい出来事は忘れてはいけない事実としても、現在は、我が国を守ってくれているアメリカに感謝といった気持ちにさせられるに充分な案内でした。
広報は、上手です。明るくジョークを交えて、肝心なことはリピート。日本が見習う分野でしょう。

戦後、先人たちの努力の甲斐あって、今は仲好し日米ですが、それでも日米間の大きな隔たり、オピニオンの相違は主にひとつ。それは、約70%のアメリカ国民が、原爆投下は戦争を早く終結させるために仕方なかった、お陰で多くの命を救った、正しいことをしたと信じていること。一方、我が国では、奥ゆかしさゆえ(弱い立場ゆえ)あからさまに口には出さないものの、いかなる状況下にあっても、人類に対して原爆使用は許されないと思っています。済んでしまったことを間違えだったと認めるのは勇気のいることですし、絶対に理解しない人も大勢いることでしょう。ですから尚更、今後は、核ゼロ社会を目指すのは現実的に難しいかも知れませんが(いろいろな考え方の国があるので)、少なくとも絶対に使用しないという誓いを、唯一の原爆投下実施国アメリカが揺るぎない姿勢で、繰り返し、宣言、厳守してほしいものです。そうした言及(核ゼロ社会)によって、2009年、オバマ大統領はノーベル平和賞を受賞したのですから。

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リーガン大統領の銅像が船内に。「金色の部分は本物の金ですか?」の問いかけに、「だったら今頃、南の島で優雅に休暇を取ってるよ」(笑)と軽く冗談で返す若い船員。まさにアメリカ流?堅苦しくないところも雰囲気づくりの一環なのかもしれません。

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空母の最高司令官キャプテンの椅子に座らせてもらいました!当たり前ですが、素晴らしい眺めというか、見晴らしです。滑走路が一望に(下の写真)。
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船員たちが使う食堂。他にも、売店やチャペルなど、普通の町のようになんでもあります。
私たち一行のランチは、オフィサーズクラブでワインと一緒にいただきました。

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