イタリア ローマにあるサンタ・チェチーリア国立アカデミアを見学
2015年10月13日
この音楽大学は、1585年に音楽教習所として始まりました。ローマ教皇シクストュス5世が、聖女チェチーリアと教皇グレゴリウス1世をたたえ、敬意を表するために創設したのが前身です。世界最古の音楽大学であり、最大規模でもあります。現在の建物は、ホールや楽器ミュージアム、図書室・アーカイブスなど、世界的著名な建築家 レンゾ・ピアノ氏が設計しました。
オープンな空間もたくさんあり、カフェテリアは、誰でも利用できます。週末は、わんわん連れの人たちで賑わうそうです。のんびり、良い時間。
幸運なことに、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団が、アントーニオ・パッパーノの指揮で録音をするため、リハーサル中に遭遇。ちょっとお邪魔させていただきました。未公開ですので、本当にラッキーでした。
パッパーノの指揮で、オペラ「ラ・ボエーム」をロンドン ロイヤルオペラハウスで聴いたのが5月、斬新な表現に魅せられ、以来、ファンになりました。
アーカイブスでは、古書や古いオリジナルの楽譜を、貸し切りで時間を気にせず、ゆっくり見せて頂きました。ロンドンから来て頂いた音楽史家のロッシ=ロニョーリ先生に解説をしていただきました。
いたるところに、素晴らしい楽器が置いてあります。学内でも、英国王立音楽大学の音楽家たちによる古楽の演奏をプライベートに堪能しました。